終活における上手な不用品整理の仕方

不用品整理

自身が亡くなった際に、遺族が遺品の処分に困らないようにしておきたいものですよね。終活の遺品整理では、一般のごみとして出せない物もあります。そこで、できるだけスマートに処分できるような方法を3つ紹介します。

まず、身近な友人や知人に譲る方法です。売れるほど高価な物ではないけれど、処分してしまうには少し抵抗があるような物です。

例えば、家具や家電などの比較的大きな品です。購入してさほど時間が経っていないようであれば、必要としている身近な人に譲ると喜んでもらえるでしょう。というのも、粗大ごみとして処分するにしても、手間がかかるので、予め周りに聞いておくとよいですよね。

次に不用品回収業者に引き取ってもらう方法です。テレビ、パソコン、エアコンなどのいわゆるリサイクル対象品は、自治体の粗大ごみとして引き取ってもらえない可能性もあるからです。予算は業者によって多少異なりますが、ある程度まとめて処分することで、粗大ごみ回収よりも安価で引き取ってもらえます。不用品回収業者は日本全国に数多くあるので、近隣のエリアで請け負っている業者をみつけることができます。自治体によっては、不用品回収業者を紹介してもらえるケースもありますので、積極的に活用することもよいでしょう。

最後は、リサイクルショップに売り込む方法です。こちらのメリットは少ない額だとしても、一部金額が支払われることです。家具や家電等、充分に使える価値がありながらも、周囲に引き取ってくれる人がいない場合、リサイクルショップに売ることを検討してもよいでしょう。

なお、こちらはマニアックな物も引き取ってくれることも多いです。値段をつけることが難しい骨董品などは、価値を判断することのできるリサイクルショップにみてもらうことで、時には実額以上の価値がつくこともあるでしょう。自身で使いこんできた物は、終活の際にどう処分するか思い悩むことも多いですが、周囲に相談したりよく調べてから処分することが望ましいですよね。

不用品回収

遺品整理は不用品回収業者に任せて本当に大丈夫?

遺品整理とは、亡くなった方が所持していたすべてのものを整理し、廃棄するなり、身内で形見分けするなりして、その後の処遇を決めることをいいます。まず最初にするべきことは、形見分けする思い出の品や、通帳などの財産を選別すること。

形見分けの品として一般的なものには、服・帽子・マフラーといった衣類や、時計・ジュエリーといった小物類、写真類、家具、趣味用品やコレクションなどが挙げられます。財産としては、通帳のほかに、株式や保険・不動産などの証券、たんす預金などもある場合があるのでよく確認しましょう。そういった保存するものを選り分けたら、残った不要な家具や衣類・小物などは、処分することになります。

しかし、様々な理由で遺品整理が進まないことがあります。故人を失った悲しみから作業が手につかない、お仕事が忙しくて時間が取れない、遠方のためなかなか整理にいけないなど、進まない理由はたくさんあります。

そんなときは、専門の業者に依頼するのも一つの手です。遺品整理の専門業者なら、保存するものと処分するものの分別から、ハウスクリーニング、車・バイク等も含めた不用品処分を一括して行ってくれます。業者によっては、リフォームや家屋の解体まで行ってくれるところもあります。

遺品整理

不用品回収業を専門とする業者もいますが、彼らの仕事は「回収する」のみです。指定されたものを回収するのみで、遺品の整理や分別は依頼する側が自分で行わなければなりません。遺品には、通帳や大事な証券類が含まれている可能性があります。事前によく内容を確認し、不用品とともに廃棄されるようなことは避けなければなりませんが、一般の不用品回収業者がそこまで注意して確認することはまれでしょう。

また、故人の遺品をモノとしか思っていないので、取り扱いが雑になり、その対応にモヤモヤさせられることもあるようです。

遺品整理の専門業者なら、そのようなことはありません。細かいところまでよく確認してしっかりと分別し、価値のあるものは保存した上で不用品を廃棄してくれます。

不用品には家具など大きいものもあるので、どの道、何らかの業者に引き取りを依頼することにはなります。であれば、最初から専門の遺品整理業者に依頼してしまうと、安心できるかもしれません。